売れないキッチンカーに共通する5つの失敗パターン【現役オーナーが実体験で解説】

 売れないキッチンカーに共通する5つの失敗パターン【現役オーナーが実体験で解説】

こんにちは!L/R KITCHENオーナーのりんです。

これからキッチンカーを開業したい方、
あるいはすでに始めたけれど「思ったほど売上が伸びない」と悩んでいる方へ。

今日は、実際に現場で多くのキッチンカーを見てきた中でわかった
売れないキッチンカーに共通する5つの失敗パターンをお伝えします。

反対に言えば、この記事で紹介するポイントを最初から回避できれば、
キッチンカー成功の可能性は大きく上がります!

実体験に基づいたリアルな話なので、ぜひ最後まで読んでくださいね。


1. コンセプトが曖昧 or 目立たない

「とりあえずやりたいメニューで開業!」というパターン、実はすごく多いです。

でも、キッチンカーは移動販売。常連が付きにくく、
「初見で選ばれる力」がすべてです。

* パッと見て何の店かわからない
* メニューが小さくごちゃごちゃしていて内容が伝わりにくい
* 名前もデザインも印象に残らない

これではせっかく良い味でも、お客さんの足を止めることすらできません。

開業当初の私も、正直この点は甘く考えていました。
「味が良ければリピーターが付く」と思っていましたが、
イベントではリピーターを見込めません。

お客様はその場で
「パッと見て美味しそうかどうか」「なんとなく気になるかどうか」で判断します。
味を知ってもらう前に選ばれなければ、そもそも売上にはつながりません。
 

対策

メニューは「これがウリ!」という主力商品を1つ決めて、
それに合わせたビジュアル・店名・看板・のぼりを徹底しましょう。
ブランディングはプロに任せてもよい部分です。お金はかかりますが、、

また、「映える」要素を上手く取り入れて、
SNS拡散にもつながるデザイン・商品名・盛り付けを意識しましょう。

2. メニューの原価率・利益構造が崩壊している

「売れてるのに儲からない…」という悩みもよく聞きます。

その原因の多くが、原価率が高すぎる or 回転率が悪いメニュー選びです。

例えば、豪華すぎるトッピングのドリンクや、生クリームたっぷりのスイーツ。
見た目は映えるけど、原価が高くて利益が出にくい。

また、調理工程が多く、提供までに時間がかかるメニューは、
せっかく並んでくれても回転が悪く、機会損失を生みやすいです。

キッチンカーは「短時間で効率よく回す」のが鉄則。
売れ筋メニューを1つ用意し、
仕込みや調理時間を最小限に抑える構成にすることが重要です。
 

対策

・原価率は30%前後に抑える
・手間のかかる商品は単価アップ or 数量限定に
・回転率を意識して、注文から提供までの時間を意識した設計を
・一度原価と利益シミュレーションをExcelなどで行ってみると◎

3. 提供スピードが遅すぎる(1人営業の限界)

「軽トラだからスペースがなくて1人でやるしかない」
「人件費がもったいなくて全部自分でやってる」

このようなケースでは、お客様が5〜6人並んだ時点で回転が止まってしまうことも。

お昼のピークタイムに提供が追いつかない=売上の上限がすぐ来る。

提供スピードが遅くなると、
列が長くなる → 諦めて離脱する人が増える → 売上チャンスがどんどん減っていく。
 

対策

・広めの車両でスタッフ2人以上が同時に動ける環境を整える
・同時調理できるレイアウト設計
・事前に仕込みを徹底して提供時間を短縮
・ピークタイムに備えて、簡易メニューを別で用意しておくのも効果的です。
 

4. 出店場所のリサーチ不足

「人通りが多い=売れる」ではありません。

実際に出店してみると、思っていた以上に「出店場所の相性」が売上に直結します。

・ターゲット層と価格帯が合っていない(学生街で高級メニュー)
・他のキッチンカーとかぶってしまって埋もれる
・時間帯のニーズとメニューがずれている(朝にスイーツなど)

また、天候や周辺イベントの影響で、人出が大きく変わることもあります。
 

対策

・出店前にその場所に実際に行って、客層・流れ・価格帯を観察
・SNSやGoogleレビューでイベントの雰囲気を調べる
・主催者との連携や過去の出店事例から情報を集める
・売上日報を記録して、どこでどれくらい売れたかのデータを蓄積する

5. 継続できない(準備不足・メンタル面)


キッチンカーは華やかに見えて、意外と体力・精神力が必要な商売です。

* 炎天下や雨の日でも営業する覚悟
* 仕込み・積み込み・移動・販売・片付け
* 売れない日の焦りや不安に耐えるメンタル

「今日売れなかったらどうしよう…」という不安と毎日向き合いながら、
前向きに改善できる力が必要です。

準備不足のまま始めると、体力的・金銭的に限界がきてしまい、
1年以内に廃業するケースも少なくありません。

対策

・開業前にリサーチで現場を知る
・事前に営業許可や厨房設備などをしっかりクリアにしておく
・想定される売上・出費・動線をシミュレーションしておく
・「売れない日もある」と割り切るメンタルの準備も大切!

キッチンカー成功のカギは「準備段階」にある!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

失敗するキッチンカーには、始める前から避けられるポイントが多くあります。

私たちL/R KITCHENでは、そういった「開業前の失敗」を減らすために、

* オーダーメイドのキッチンカー製作
* 実体験ベースの開業セミナー
* メニューや営業許可に関する相談対応
  などを行っています。

また、現役オーナーの私が実際の現場から得たリアルな知識・経験を元にしたアドバイスを提供しています。

▶ キッチンカー開業サポートはこちら:https://88423.co.jp/kitchencar/

▶ 無料相談・セミナー予約:https://88423.co.jp/lr/

キッチンカーは、正しい準備と戦略があれば、
未経験からでもしっかり売上を作れるビジネスです。

この記事が、あなたのキッチンカー開業のヒントになりますように!

一緒に成功を目指しましょう!

L/Rオーナーりんちゃん

L/Rオーナーりんちゃん

キッチンカーL/R KITCHENの現役オーナー
コロナ禍の高校生活から一念発起してキッチンカーオーナーへ
当時17歳でキッチンカーを開業し、
行列のできるお店へ成長させた。

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