キッチンカーの経費って何がある？見落としがちなコストも解説
こんにちは、L/R KITCHENオーナーのりんです。
キッチンカーを始めようと思ったとき、
最初に気になるのは「いくら稼げるか？」という売上の話。
しかし実際の経営では、それ以上に重要なのが「経費」です。
「予想より利益が残らなかった…」という失敗の多くは、経費の見落としが原因。
今回は、キッチンカー運営に必要な経費と、意外と見落としがちなコストについて、
現役オーナーの実体験を交えながら詳しく解説していきます！
1. 食材原価
仕入れ食材や調味料など、販売するメニューに必要な原材料費。
原価率は20〜35％が目安。
特にドリンクやフライドポテトのように原価率の低い商品を扱うことで、
全体の利益率を上げることができます。
逆にローストビーフ丼などは高単価ですが、仕入れ値が高いため仕込みのロスが出ると、
一気に原価が跳ね上がることも。
2. 出店料
イベントや店舗前などに出店する際の場所代。
1日3,000円〜2万円など場所によって大きく異なる。
大型イベントになると、1日10万円近くかかることもありますが、
集客力が高ければ1日で80万円以上の売上が見込めるため、
単純なコストとしてではなく「投資」として考える視点が重要です。
3. ガソリン代・交通費
キッチンカーは移動販売。
出店場所までの往復分のガソリン代や高速代がかかります。
遠方イベントで片道2時間以上かかるような場合、
高速代や燃料費だけで1日5,000円〜1万円程度の出費になることも。
車両が大きい（1.5tトラックなど）や年式が古いトラックほど燃費も悪くなるため、
移動距離と利益のバランスを計算しておくことが大切です。
4. 人件費
スタッフを雇う場合の時給や日当。
1人営業ならかかりませんが、繁忙期は2〜3人での営業が理想です。
たとえば1日2人体制、1人あたり10,000円で頼んだ場合、2.5万円の人件費が必要に。
忙しい日は人件費がかかっても売上が倍以上に伸びるので、
費用対効果のある投資になります。
5. 備品・消耗品
紙皿、割り箸、コップ、レジ袋、スプーンなど、地味にコストがかさむ部分。
衛生管理用の手袋やアルコールなども必要。
特に大量出店が続くと包材の補充タイミングを逃しがち。
事前に必要数を計算し、まとめ買いをしておくことでコストダウンが可能です。
6. 電気代・発電機燃料費（またはバッテリー）
冷蔵庫や照明、電気調理器を使う場合に必要。
発電機ならガソリン代、ポータブルバッテリーなら初期投資や充電コストがかかります。
最近では静音性・安全性の観点からポータブルバッテリーを導入するオーナーが増えていますが、高出力モデルは数十万円するものも。
7. 車両メンテナンス費用・保険料
定期的なオイル交換やタイヤ交換など。
キッチンカーは走行距離も多く、こまめなメンテナンスが必要。
加えて、営業に必要な自動車保険や火災保険、PL保険（生産物賠償責任保険）なども、
運営に欠かせないコストです。
パッケージやロゴ印刷コスト
ブランディングのためにカップや袋にロゴを印刷したい…
となると、意外と高額になることも。
大容量単位での注文が基本なので、在庫管理の負担も増えます。
ロゴ入りシールで代用する工夫も効果的です。
イベント参加に必要な備品・出展条件
「2基の手洗い器必須」「消火器設置」など、
イベントによっては設備の条件が厳しく、追加投資が必要になることも。
特に初出店の際は事前に主催者と確認しておかないと、
現地で参加できなくなるリスクもあります。
営業許可・各種登録料
保健所の営業許可申請（1〜3万円）、PL保険や移動販売業者登録など。
更新が必要な場合もあるので注意。
また、県をまたいで出店する場合、それぞれの自治体での営業許可取得が必要です。
* 消耗品はまとめ買い＆安い仕入れ先を探す
* ポータブルバッテリーで燃料費カット
* 出店料の安い平日出店も活用
* SNSや口コミで無料集客
* 1人で回せるメニュー・動線を設計する
* メニューごとの利益率を分析し、売上構成を見直す
たとえば、「ドリンクで利益を出し、フードは集客用」といった戦略も有効です。
L/R KITCHENでは、
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「思ったより経費がかかって赤字…」とならないよう、
開業前にリアルなお金の話をしっかり押さえておきましょう！
L/Rオーナーりんちゃん
キッチンカーL/R KITCHENの現役オーナー
コロナ禍の高校生活から一念発起してキッチンカーオーナーへ
当時17歳でキッチンカーを開業し、
行列のできるお店へ成長させた。
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