
こんにちは、L/R KITCHENオーナーのりんです!
「キッチンカーって原価率は分かったけど、結局いくら利益が残るの?」
「月の売上はいくらあって、経費はどれくらいかかるの?」
こんな疑問を抱いている方、多いのではないでしょうか?
今回は、キッチンカーの利益率の実態について、
現役オーナーとしての経験と数字をもとにリアルに解説していきます!
開業前の不安を解消したい方、実際に事業計画を立てている方は、
ぜひ最後まで読んでください!
まず「利益率」の基本的な考え方を確認しておきましょう。
売上総利益率(粗利率)=(売上−原価)÷ 売上
営業利益率=(売上−原価−経費)÷ 売上
キッチンカーでは「原価+経費(出店料・人件費・ガソリンなど)」を差し引いて、
実際にどれだけ利益が残るかを見ていく必要があります。
原価率はメニューによって異なりますが、20〜35%が一般的。
これに経費が加わって、最終的な営業利益率は15〜30%が目安です。
さらに、イベントや曜日、季節によって売上に大きな波があるのがキッチンカーの特徴。
だからこそ、「1回の営業でいくら儲かるか」だけでなく、
「月間や年間でどのくらいの利益が見込めるか」
を計画的に考えることがとても重要になります!
また、キッチンカーの場合、イートインスペースが必要ないため、
家賃コストがかからず、固定費を大幅に抑えられるのも大きな強みです。
ローリスク・ハイリターンなモデルを目指せる点も、
他の飲食業と比べた際の優位性と言えますね。
L/R KITCHENが実際に提供している人気メニューをベースに、
1日あたりの利益率を公開します。
* ローストビーフ丼(1,000円)
* ドリンク(500円)
* フライドポテト(600円)
お客様の多くはメイン+ドリンク or ポテト、
あるいは全部というようなセット購入をされます。
そのため、1人あたりの平均客単価は約1,500円となっています。
1日の販売数:
平均150人前後(混雑時は300人超え)
売上:150人×1,500円=22万5,000円
* 原価:約6.5万円(原価率約30%)
* 出店料:2万円
* 人件費:2人分で約2.5万円(※土日祝や繁忙期は3名体制も)
* ガソリン・交通費:5,000円
* その他雑費(包材、調味料など):5,000円
* 粗利益=22.5万円−6.5万円=16万円
* 経費合計=約5万円
* 営業利益=11万円/日
この場合の営業利益率は約50%という計算になります。
イベントや出店場所によっては1日20万円以上の利益を出せるケースも実際にあります。
さらに、ドリンクやポテトといった「回転率の高いサイドメニュー」は、
少人数の運営でも売上を伸ばしやすいのが特徴です。
短時間で調理・提供できる商品を増やすことで、
限られた時間内に売上の最大化を狙うことができます。
もちろん、これはあくまで売上が安定しているケースでの目安です。
天候やイベントの有無によって1日の売上は大きく変動します。
しかし、利益が出せる体制が整っていれば、月100万円以上の利益も十分に現実的です。
また、実際には閑散期(1〜2月)と繁忙期(5月〜10月)で収支の波があるため、
年間で見たときに、「貯める月」と「仕込む月」を使い分ける経営判断も重要になってきます。
① メニュー設計(原価率と単価のバランス)
L/Rの看板メニュー「ローストビーフ丼」は単価が高い一方、
ドリンクやポテトと組み合わせることで、全体の原価率を抑えつつ満足度を高めています。
原価率20〜25%の低コストメニューを上手く活用することで、
粗利を引き上げることが可能です。
加えて、「提供スピードが早い」「仕込みがシンプル」という条件も重視。
このバランスを見誤ると、回転率が落ちたり、労力がかかりすぎて利益が減る原因にもなります。
② 作業オペレーションの効率化
どれだけお客様が並んでも、提供スピードが遅ければ売上の天井が下がります。
L/Rでは2人オペレーションで1人あたりの業務を細分化。
「作る人」と「渡す人」を明確に分けるだけで、回転率が大幅に向上しました。
実際、オペレーション改善により1時間あたりの提供数が2倍近くになったケースもあります。
これは1日あたり数万円の売上差につながるため、開業時の動線設計は超重要です。
③ 車両サイズと積載量
1.5トントラックを導入することで、
大型の冷蔵庫や仕込みスペース、食材の保管余裕を確保。
多めに仕込んで大量販売にも対応可能。
結果的に追加の配送や仕入れの回数を減らし、間接コストの削減にもつながっています。
軽トラやミニバン型の車両だと、大量調理や複数メニュー展開が難しく、
売上上限が限られてしまいます。
④ 出店戦略
「売れる場所」で「売れるメニュー」を出す。
例えば、ファミリー向けイベントではキッズ対応メニューを入れるなど、
イベントごとの客層を意識したラインナップ変更も行っています。
また、雨天時などのリスクを考慮し、屋内イベントや企業案件も積極的に活用しています。
さらに、SNSの活用によって、出店前からお客様にアプローチできる体制を整えることで、
安定した集客につなげています。
L/R KITCHENでは、ただキッチンカーを作って納車するのではなく、
“実際に稼げるキッチンカーをつくる”ことを重視しています。
* メニューに合わせた原価率の設計
* 開業前のシミュレーションと資金計画
* 車両レイアウトとオペレーションの最適化
* 過去実績に基づいた売上事例の共有
* 出店先の紹介やマッチングサポート
* SNS運用のアドバイスや販促支援
▶ 詳しくはこちらから:
https://88423.co.jp/lr/
「キッチンカーは儲からない」と言われることもありますが、
それは正しく準備されていない場合の話。
事業としてしっかり利益を残すための体制を、私たちと一緒に考えてみませんか?
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