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キッチンカー営業許可の取得方法まとめ:1型・2型・3型の違いとは?【開業前必見】

こんにちは!L/R KITCHENオーナーのりんです。

キッチンカーで開業する際に、必ずクリアしなければならないのが「営業許可」です。
これは、各地域の保健所から発行される正式な許可で、
許可がなければ出店も販売も一切できません。

この記事では、
キッチンカー営業に必要な営業許可の基本知識と1型・2型・3型の違い、
取得するための具体的な流れを実体験を交えてわかりやすく解説します。

開業を検討している方は、必ず最後までチェックしてください!

そもそも「営業許可」ってなに?

営業許可とは、
食品衛生法に基づき、食品を扱う事業者が保健所から取得する許可のことです。
許可がなければ、飲食物を販売することはできません。

キッチンカーも例外ではなく、
調理や販売を行う車両に対して、営業許可を取得する必要があります。

営業許可のルール自体は全国で統一されています。
ただし、保健所によって審査の厳しさや判断基準に差があるため、事前に所轄の保健所へ確認することがとても重要です。
例えば、設備の取り付け方や水タンクの容量、調理器具の配置などが細かく指定されるケースもあります。同じ仕様の車両であっても、A市では合格したのにB市では指摘が入ったという事例も多く見てきました。

そのため、L/R KITCHENでは開業予定エリアの保健所基準を確認し、
個別対応したキッチンカー製造を行っています。
 

キッチンカー営業許可の「1型・2型・3型」とは?

2021年の法改正により、キッチンカーに対する営業許可の分類が明確になりました。

保健所によって表記が若干違う場合もありますが、基本的には以下の3種類です。

1型(簡易営業車)

* 特徴:調理はせず、包装済み食品やドリンクなどを提供する簡易型
* メリット:設備基準が最も緩く、車両のサイズが小さくても取得しやすい
* 例:ペットボトル飲料、缶詰、袋詰め菓子など
* 注意点:調理行為は不可

→ 低コストで始めたい方や、副業で週末のみ出店する方には向いていますが、
 売上の上限は比較的低めです。
 

2型(簡易調理車)

* 特徴:簡単な調理や加熱が可能な中間型
* 許可されるメニュー例:ホットドッグ、たこ焼き、唐揚げ(事前仕込み)
* 設備:2槽シンク、給排水タンク、手洗い器など最低限の設備が必要
* 注意点:提供メニューが限られるため、営業の幅に制限が出やすい

→ 初めてでも扱いやすく、設備投資も抑えられる一方で、
 長期的な成長や大きな売上を目指すなら物足りないかもしれません。
 

3型(一般調理車)

* 特徴:店舗とほぼ同様の設備を備え、さまざまな調理が可能
* メリット:調理の自由度が高く、売上が伸ばしやすい
* 例:丼もの、ラーメン、カレー、スイーツなど幅広いメニューに対応
* 設備:冷蔵庫、換気扇、加熱機器などを備えた本格仕様
* 注意点:許可取得のハードルは高めだが、最も実用性がある

→ 売上の最大化や、人気イベントへの出店、
 法人としての運営などを目指す方には3型がおすすめです。
 

軽トラで開業すると、営業許可が通りにくい?

実際に多くの開業者が悩むのが、
「軽トラサイズだとどこまでの許可が取れるか?」という点です。

軽トラサイズ:スペースが狭く、2型が限界のケースが多い
大型トラック(1トン~1.5トン):広くて設備も整えやすく、3型取得も現実的

たとえば、L/R KITCHENで製作しているキッチンカーでは、
1.5トントラックベースの車両で3型を取得する事例が圧倒的に多いです。

厨房レイアウトに余裕があるため、複数スタッフが同時に動ける、収納も多く仕込み量を増やせる、回転率が高くなる、など、営業面でも大きなアドバンテージがあります。

「本気でキッチンカーで稼ぎたい」と考えている方には、
やはり広めの車両で3型許可を取るのが王道です。

営業許可を取るまでの流れ

1. 保健所へ相談(事前確認)

   * 地域によって細かい基準が違うため、まずは所轄の保健所へ相談。
   * 許可取得に必要な設備や書類、車両の写真提出などを確認。

2. キッチンカーの設計・製造

   * 許可取得に必要な設備を備えた車両を準備する。
   * L/R KITCHENでは、各地域の保健所基準を踏まえた車両をオーダーメイドで製造。

3. 保健所の検査を受ける

   * 実際に車両を持ち込み、衛生面や設備基準をチェックしてもらう。

4. 営業許可の発行・営業開始!

   * 問題がなければ、正式に営業許可が下りる。
   * 書面の交付後、営業がスタート可能に。

→ ポイントは、最初の相談の段階で「どの営業形態にしたいか」を明確にし、
 保健所とのやりとりを丁寧に進めること。
 あとから仕様変更になると、再工事や再申請で余計な時間と費用がかかってしまいます。

まとめ:本気で稼ぐなら3型取得が現実的な選択!

「ドリンクだけで副業でやりたい」という方は1型でも十分かもしれません。

でも、本格的に収益を上げたい、幅広いメニューを扱いたい、イベントでガッツリ売りたい
という方には、やはり3型取得と、それに対応する大型のキッチンカー(1トン〜1.5トン)が最適です。

L/R KITCHENでは、営業許可取得を見据えた車両製作と、
事前相談〜アフターサポートまでトータルで対応可能です。

▶ オーダーメイド車両のご相談はこちら:https://88423.co.jp/kitchencar/

▶ キッチンカー開業セミナー(営業許可についても詳しく解説!):https://88423.co.jp/lr/

営業許可は、キッチンカー開業において最初の大きなハードルですが、
正しい知識と準備があれば、必ずクリアできます!

ぜひ一緒に、理想のキッチンカーを形にしていきましょう!

L/Rオーナーりんちゃん

キッチンカーL/R KITCHENの現役オーナー
コロナ禍の高校生活から一念発起してキッチンカーオーナーへ
当時17歳でキッチンカーを開業し、
行列のできるお店へ成長させた。